2024年度介護報酬改定、居宅療養管理指導・訪問看護・訪問リハ・通所リハは6月施行、他は4月施行に分断
2023年12月19日 ピックアップニュース3選
2024年度介護報酬改定、居宅療養管理指導・訪問看護・訪問リハ・通所リハは6月施行、
他は4月施行に分断-社保審・介護給付費分科会(1)
12月18日に開かれた社会保障審議会・介護給付費分科会で、2024年度介護報酬改定に向
けた審議報告(改定内容の大枠)が固められました。今後、介護報酬改定率なども踏まえて、
年明けに具体的な改定内容を詰めていきます。
また改定内容の施行時期について「介護保険事業(支援)計画と揃えるために4月とする」
べきか、「医療介護連携を重視して6月とする」べきかが検討されてきました。この点に
ついて厚生労働省老健局老人保健課の古元重和課長は▼医療との関連が深い居宅療養管理
指導・訪問看護・訪問リハ・通所リハの4サービスは、診療報酬と合わせて6月施行とする
▼他のサービスは介護保険事業(支援)計画と揃えて4月施行とする-方針を明らかにしま
した。「施行時期がずれることで医療・介護連携、介護間連携が阻害されてしまわない
か」「区分支給限度基準額の中でケアプランを立てる介護支援専門員(ケアマネジャー)の
負担が極めて重くなるのではないか」などが心配されます。
https://gemmed.ghc-j.com/?p=58359
(GemMed 2023.12.18)
デジタル活用で介護報酬加算へ 政府、職員不足に歯止め
政府は2024年度の介護報酬の改定で、ロボットやセンサーなどを活用する施設に報酬を加
算する仕組みを新設する。40年度に介護職員がおよそ69万人不足するとの試算がある。デ
ジタル技術で生産性向上を促すとともに職場の労働環境の改善につなげる。
介護現場ではロボットで巡回を代替したり、センサーで睡眠や排せつに関するデータを集
めたりして業務の効率を上げる事例がある。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA15CQY0V11C23A2000000/
(日本経済新聞 2023.12.16)
認知症などで頻度多い訪問診療「厳格に回数管理を」中医協・総会で支払側委員
中央社会保険医療協議会が15日に開いた総会で、支払側の委員は訪問診療の算定回数が多い
医療機関で繰り返し実施される認知症などの患者への訪問診療について「回数を厳格に管理
すべきだ」と主張した。
この日の総会では、2024年度の診療報酬改定に向けて在宅医療をテーマに改めて議論した。
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