精神障害者地域移行、集中的支援を行う事業所を評価 厚労省が同時改定での検討を提案、多職種支援も
2023年11月1日 ピックアップニュース3選
精神障害者地域移行、集中的支援を行う事業所を評価
厚労省が同時改定での検討を提案、多職種支援も
厚生労働省は30日、障害福祉サービス等報酬改定検討チームの会合で、精神障害者の入院・
入所から地域移行など本人の生活環境が大きく変化する際に集中的な支援を実施する自立生
活援助事業所への評価について、診療報酬との同時改定で検討することを提案した。精神障
害者地域移行や精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築を一層進める方針だ。
厚労省によると、入院時や入院中から、患者の希望や状態に応じて、退院後の地域における
環境や生活を想定し、障害福祉サービスとの連携を調整する。入院から退院後の地域生活ま
で、医療と福祉などによる切れ目のない支援を行えるようにする狙いがある。
https://www.cbnews.jp/news/entry/20231030174117
(CBnews 2023.10.30)
24時間の介護サービス求めた裁判 訴え認める判決 千葉地裁
重い障害がある人に自治体が提供する「重度訪問介護」をめぐり、難病で寝たきりの千葉県
松戸市の男性が一日あたり24時間の介護サービスを求めた裁判で、千葉地方裁判所は「基本
的に24時間に相当する介護支給が認められるべきだ」として別の医療サービスなどを受けて
いる時間を除く、22時間余りの利用を認めるよう市に命じました。
難病のALS=筋萎縮性側索硬化症で寝たきりの松戸市に住む男性(62)は、たんの吸引や人工
呼吸器の装着などが必要で、費用のほとんどが公費で賄われる「重度訪問介護」のサービス
を受けていますが、去年3月に市が決めた一日あたり18時間余りの利用では不十分だとして、
24時間の介護サービスが受けられるよう求めていました。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20231031/1000098718.html
(NHK 2023.10.31)
診療・介護報酬 基盤強化で高齢化に備えたい
高齢化が進み、医療や介護のニーズは高まる一方だ。将来に備えて、医療機関や介護施設の
経営を安定させるとともに、人材の確保を進めておく必要がある。
政府が、2024年度の診療報酬と介護報酬の改定に向け、議論を始めた。年末の予算編成で増
減率を決める。医療行為の価格である診療報酬は2年ごと、介護報酬は3年ごとに見直される。
今回は6年ぶりの同時改定となる。
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