医療保険と介護保険での評価の差異を解消へ
2023年11月8日 ピックアップニュース3選
医療保険と介護保険での評価の差異を解消へ
厚生労働省は2023年11月6日、社会保障審議会・介護給付費分科会を開催し、2024年度介
護報酬改定の訪問看護の方向性を議論した。「専門的なケアのニーズが高い利用者への対
応」や「看取り体制の強化」などについて論点が示され、診療報酬との整合性を図る案が
検討された。
介護保険の訪問看護では、医療保険と同様に褥瘡の処置や人工肛門等の管理及び終末期の
緩和ケア等を必要とする利用者が増加している。診療報酬では2022年度の改定で専門管理
加算(2500円、月1回)が新設され、専門性の高い看護師等による訪問看護が評価された
一方、介護報酬では位置付けられていない。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t358/202311/581875.html
(日経メディカル 2023.11.8)
介護職員の賃金、来年2月から月6000円引き上げ…離職の歯止め措置で補正予算案に盛り込む
政府・与党は6日、介護保険サービスの公定価格である介護報酬を来年度から引き上げ、
プラス改定とする方向で調整に入った。報酬改定が実施されるまでは、来年2月から介護
職員と看護補助者の賃金について月額6000円引き上げる措置を行う。民間企業を中心に
賃上げが進む中、人材流出が続いている介護分野と他産業との間で開いた待遇差を埋める
狙いがある。
月額6000円引き上げる措置は、関連経費を2023年度補正予算案に盛り込む。介護職員や看
護補助者を対象に賃上げを行った事業所や医療機関を対象に、1人当たり月額6000円の賃
上げに相当する額を政府が都道府県を通じて補助する。事業所や医療機関は、処遇改善計
画書などを都道府県に提出し、補助金を受け取る。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9e5b12be4c440b76f12ede4b69344ba7f13af48
(YAHOO!JAPAN 2023.11.6)
老健施設への医療ニーズ受け入れを拡充へ
厚生労働省は2023年10月26日、社会保障審議会・介護給付費分科会を開催し、通所介護、
通所リハビリテーション、短期入所生活介護、短期入所療養介護などのサービスについて、
2024年度介護報酬改定の方向性を議論した。短期入所療養介護では「医療ニーズのある利
用者の受け入れ促進」の論点が示され、「総合医学管理加算」を算定できる利用者の拡大
と算定日数の上限延長が検討された。
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