介護福祉士試験に「一部合格」 25年度にも導入へ―厚労省検討会

2024年3月14日 ピックアップニュース3選

介護福祉士試験に「一部合格」 25年度にも導入へ―厚労省検討会

厚生労働省の有識者検討会は、介護福祉士の国家試験見直しに向けた提言をまとめた。
不合格だった人を対象に、基準点以上だった分野は再受験の際に免除する「一部合格」の
制度導入を明記。介護人材の不足が深刻化する中、働きながら資格取得を目指す人の受験
機会の拡大につなげる。厚労省は早ければ2025年度の試験から適用する方針だ。
介護福祉士は介護現場で中心的な役割を担うため、高齢化でニーズが高まっている。ただ、
年に1度の国家試験の受験者は現場で働く人が8割以上を占めるほか、特定技能などの外国
人材は在留期間が決まっており、受験機会が限られるという。
提言によると、「介護の基本」や「医療的ケア」など筆記試験の全13科目を2~3の分野に
分けて、それぞれ合否を判定する仕組みを導入。合格した分野は再受験時に免除する。全
科目の総得点で合否を出す方法も続け、一部免除を利用するか受験者が選べるようにする。
厚労省は提言を受け、24年度に新たな検討会を設置し、試験科目の分類の仕方や合格点の
基準などを議論し、具体的な制度設計を進める。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024031300128&g=soc
(時事ドットコム 2024.3.13)

24年度介護報酬改定の効果検証 介護と医療の連携など(厚労省)

厚生労働省は2024年度介護報酬改定の効果を検証して次期改定の議論に活用するため、来
年度に「介護施設と医療機関の連携体制」「効率的なサービス提供の在り方」など4項目の
調査研究を行う案を、2月28日の社会保障審議会介護給付費分科会の委員会に示した。
調査研究の項目は同分科会の「24年度介護報酬改定に関する審議報告」(23年12月)で示さ
れた今後の課題から設定した。24~26年度に毎年度5項目程度行う。来年度分は3月の同分
科会で最終決定後、9月に調査を実施。検証結果は来年3月に公表される予定。
介護施設と医療機関の連携に関しては、24年度改定で入所者の急変時に相談対応や診療、
原則入院できる協力医療機関を定めることが介護施設に義務付けられること(経過措置3年)
を受け、実態を把握して必要な対応や連携の推進に向けた検討などを行う。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9913aeb1745719e718a4861b530f2ce216a9592e
(YAHOO!JAPAN 2024.3.10)

集団介助やめました 介護士離職ゼロを達成した最新テクノロジー

集団介助やめました――。東京都内のある有料老人ホームは、入居者の食事や排せつの介助を
決められた時間帯に一律に提供しない異例の決断を下した。一律での作業は介護施設でよく
見かける光景だが、提供者目線から入居者目線に転換した。このような対応を可能にしたのは
介護ロボットなどテクノロジーの導入だった。
介護士は、食事や入浴、排せつ、移動の介助に加え、体の向きを変える体位変換など、介護が
必要な高齢者に日常生活を送るためのさまざまなサービスを提供する。施設の場合は24時間
態勢で見守る重労働の割に賃金は高くなく、恒常的に人手不足だ。

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