介護のオンライン面談解禁、24年度から 職員負担軽減へ

2024年1月18日 ピックアップニュース3選

介護のオンライン面談解禁、24年度から 職員負担軽減へ

介護現場の人手不足を和らげるため、厚生労働省はICT(情報通信技術)を活用した業務の
規制緩和に乗り出す。ケアマネジャー(介護支援専門員)とサービス利用者の面談をオン
ライン化し、業務責任者が複数の施設を掛け持ちできるようにする。職員負担を軽減し、
人材確保も狙う。
「介護認定を受けても、ケアマネが2~3カ月も見つからない人がいる。うちも手いっぱ
いで、2カ月くらい新規の受け入れを断っていた」。東京都江戸川区に拠点がある在宅
介護支援の事業所の責任者は現状を語る。
ケアマネは介護保険のサービス内容を決めるケアプランを作成する。在宅介護の中核を
担う。要介護者をケアマネにつなぐ地方自治体の地域包括支援センターでは全国的に、
数十カ所の事業所に連絡しても受け入れを断られるほど人材不足が深刻化している。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA17B960X11C23A1000000/
(日本経済新聞 2024.1.18)

介護事業者の休廃業、昨年は510件で過去最多 「人手不足背景」

休廃業や解散した介護事業者は、2023年に510件に上ったことがわかった。東京商工
リサーチが17日公表した。同社が調査を始めた10年以来、過去最多。同年の71件から
増加傾向で、22年の495件を上回った。同社は「人手不足などで経営が悪化し、倒産する
前に事業継続を断念した事業者が多い」とみる。
また、23年の介護事業者の倒産は122件。過去最多だった22年の143件より14・6%減った
が、過去2番目の高水準となった。
業種別では、特に人手不足が厳しいとされる「訪問介護」の倒産が、22年に比べて34・0%
増の67件で過去最多となった。次いで「通所・短期入所」が41件だった。「ヘルパー不足
や高齢化、燃料費の高騰などが影響」(同社)したという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1d93b96dd7f69e4b665d44ba6df1bc9dbf34d97
(朝日新聞デジタル 2024.1.17)

家電新興のシリウス、寝たままでシャワー 介護向け機器

介護向け機器家電スタートアップのシリウス(東京・台東)は17日、ベッドで寝たまま体を
洗えるシャワーを開発したと発表した。お湯を吹きつけたあとすぐに吸引することで、布
団やシーツなど周囲をぬらさずにシャワーを浴びることができる。体が不自由な人の介護
向けに、医療機関や特別養護老人ホームなどでの用途を想定する。
新製品「スイトルボディ」を3月21日に発売する。同社によるとベッド上で体を洗えるシャ
ワーは世界初だという。別売りのノズルを取り付けることで髪も洗える。専用の液体せっ
けんも開発した。ボタンで切り替えながらせっけんとお湯を吹き出し口から出して使用する。

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