ショートステイ 看取り期の取り組みに新たな加算案 看護職員体制などを要件に 算定は期間制限も
2023年10月30日 ピックアップニュース3選
ショートステイ 看取り期の取り組みに新たな加算案 看護職員体制などを要件に 算定は期間制限も
26日に開かれた社会保障審議会・介護給付費分科会では、短期入所生活介護(ショートス
テイ)もテーマとなった。厚生労働省は、看取り期の利用者に対するサービス提供体制の
強化について、新たに取り組みを評価するための加算を設けることを提案。看護職員の体
制や、看取り期における対応方針の作成などを要件に挙げた。
ショートステイとは、利用者が可能な限り居宅で、その能力に応じて自立した日常生活を
営むことを目的に、老人短期入所施設や特別養護老人ホームなどに短期間入所し、入浴や
排せつなどのケアを受けたり機能訓練を行ったりすることで、心身機能を維持し、また介
護者が休息したい時(レスパイト)などの負担軽減を図ることを目的としている。利用者
の要介護度などに応じた基本サービス費に、状態に応じたサービス提供や施設体制に対す
る加算・減算が設定されている。現在、個別機能訓練の実施や送迎、認知症高齢者への専
門的なケアなどには加算設定があるが、看取り期の対応の加算は設けられていない。
https://www.cbnews.jp/news/entry/20231027120730
(CBnews 2023.10.27)
充足率は約5割 障害福祉事業所の職員不足が深刻化 支援組織調査
障害者を支援する全国組織「きょうされん」は24日に記者会見を開き、障害福祉現場の職員
不足について調査結果を明らかにした。2022年度の正規職員の募集人数に対する採用人数の
充足率は5割程度にとどまり、事業所を利用する障害者の支援への影響を懸念する声も出て
いるとした。
調査は今年6~8月に実施した。回答した1047事業所のうち、22年度は540事業所が正規職員
910人を募集。採用人数は487人で充足率は53・5%だった。非正規職員の充足率は59・9%で、
正規と非正規の合計では57・7%となった。小規模の事業所ほど正規職員の採用が厳しかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/23951b4e2f055515cea52303795096f4825b25ff
(朝日新聞デジタル 2023.10.24)
通所介護の入浴介助加算、安全確保のために「研修受講」義務化、
重度者を多く受ける療養通所介護を高く評価-社保審・介護給付費分科会(1)
通所介護などの入浴介助加算について、より安全・適切な介助を実現するために「入浴介
助に係る研修受講」を算定要件に加える。また「自宅での入浴」の実現を目指す加算(II)
について、一定の要件緩和を図ってはどうか-。
また通所介護利用者の自立支援・重度化防止を目指す「個別機能訓練加算」について、貴
重な人材である機能訓練指導員の有効活用という観点から、「機能訓練指導員の配置要件」
を緩和してはどうか-。
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