ことしの訪問介護事業者の倒産 過去最多を更新
2023年12月20日 ピックアップニュース3選
ことしの訪問介護事業者の倒産 過去最多を更新 信用調査会社
ことしの訪問介護事業者の倒産件数は、今月半ばまでの時点で60件と過去最多を更新した
ことが信用調査会社のまとめで分かりました。信用調査会社は、ヘルパーの人手不足や物
価高などが影響しているとしたうえで「今後も需要が高まる中でサービスをどう維持して
いくかが課題だ」と指摘しています。
東京商工リサーチによりますと、ことし1月から今月15日までに倒産した訪問介護事業者は
去年1年間よりも10件増え、全国で合わせて60件に上りました。
調査は介護保険制度がスタートした2000年に始まり、倒産した事業者は2019年が58件で
最多でしたが、ことしは今月半ばの時点でこれを上回りました。
原因別では、売り上げの不振が全体の80%を占めました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231220/k10014293161000.html
(NHK 2023.12.20)
介護報酬1.59%引き上げ 来年度改定で政府方針 人材流出深刻化
介護保険サービスの公定価格となる介護報酬について、政府は16日、来年度からの報酬を
1・59%引き上げる方針を固めた。今年度補正予算で来年2月から介護職の賃金を月約6千円
(0・7%相当)引き上げると決めたが、物価高や人手不足への対応でさらに上積みする。
1・59%の引き上げは、前回改定(2021年度)の0・7%増を大幅に上回る水準。来年度に同時
改定される診療報酬では、医療従事者らの人件費に回る「本体」を0・88%引き上げる方針。
厚生労働省によると、同時改定で介護の改定率が上回るのは初めて。
https://www.asahi.com/articles/ASRDJ6WWDRDJUTFL00P.html
(朝日新聞デジタル 2023.12.16)
2024年度改定の一大テーマ「口腔」。 ケアマネ・居宅の実務はどう変わるか?
近年の介護報酬・基準改定の見直しでは、重点的なテーマとして「リハビリ・機能訓練」
「栄養」「口腔」があります。2024年度改定に向けた審議報告案を見ると、これらの
一体的取組みもさることながら、その中でも「口腔」のクローズアップが目立ちます。
現場で意識すべきポイントはどこにあるでしょうか。
まずケアマネ関連ですが、通院時情報連携加算において、利用者の「歯科医受診」の際の
連携も加算の対象となりました。ここには、単に「加算要件が広がった」という以上の
意味があることに注意が必要です。
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