医療機関等のDXを下支えする加算を新設、 診療録管理体制加算充実でサイバーセキュリティ対策強化
2024年2月19日 ピックアップニュース3選
【2024年度診療報酬改定答申10】医療機関等のDXを下支えする加算を新設、
診療録管理体制加算充実でサイバーセキュリティ対策強化
2024年度の次期診療報酬改定に向けて、2月14日に開催された中央社会保険医療協議会・
総会で答申が行われました。新点数や新施設基準等の概要が明らかになっています。
Gem Medでは何回かに分けて答申内容、つまり新点数・新施設基準の大枠を眺めていき
ます(詳細は3月5日予定の告示(点数表や施設基準)・解釈通知等を待つ必要があります)。
本稿では「医療DX」に焦点を合わせます。
◆レセプトや電子カルテ情報を活用して質の高い医療提供を行う医療機関を新加算で評価
政府の医療DX推進本部が昨年(2023年)6月2日に「医療DXの推進に関する工程表」を取り
まとめ、例えば▼全国の医療機関で電子カルテ情報を共有可能とする仕組みを構築し、
2024年度から順次稼働していく▼標準型電子カルテについて、2030年には概ねすべて医
療機関での導入を目指す-などの具体的なスケジュールを示しています。
https://gemmed.ghc-j.com/?p=59397
(Gem Med 2024.2.16)
「めりはり」のある診療報酬改定、武見厚労相が総括 生活習慣病の管理料など適正化
武見敬三厚生労働相は16日の閣議決定の記者会見で、2024年度の診療報酬改定について
「めりはりのある内容」だと総括した。また、今回の改定を踏まえて医療従事者の賃上げを
着実に図っていく考えも示した。
武見氏は24年度の報酬改定の主なポイントとして、▽30年ぶりの物価高騰や賃金上昇という
経済情勢の中での医療従事者の賃上げ▽医療DXなどによる質の高い医療の提供▽トリプル改
定の機会を生かした医療・介護・障害福祉サービスの連携の強化-を実現するための評価の
充実を挙げた。
一方、生活習慣病に係る医学管理料などを適正化することで、「めりはりのある内容にして
ある」と説明した。
https://www.cbnews.jp/news/entry/20240216115503
(CBnews 2024.2.16)
NEC、広島市の介護予防・フレイル対策事業のデジタル化を支援
NECは、広島市に高齢者の健康状態に関する情報の収集、課題の把握、可視化する仕組みを
提供すると発表した。この仕組みにはデジタル技術を利用しており、同市がこれまで取り
組んできた介護予防・フレイル(虚弱)対策を強化・支援する。こうした取り組みは中四国
初だという。
具体的には、「NEC歩行姿勢測定システム」とNECが開発したタブレット利用の高齢者向け
健康情報入力システムを導入した。
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