障害福祉報酬改定の施行時期「介護と横並び」要望も 現場の混乱回避で、厚労省が障害者部会に論点提示

2023年11月21日 ピックアップニュース3選

障害福祉報酬改定の施行時期「介護と横並び」要望も
現場の混乱回避で、厚労省が障害者部会に論点提示

厚生労働省は、社会保障審議会障害者部会(20日開催)で、障害福祉サービス等報酬改定の
施行時期に関する論点を示した。事業所運営への影響などを踏まえた対応の考え方を議論
するよう求めた。障害者部会の委員からは、現場の混乱を最小限に抑える観点から「介護と
横並び」で実施する必要があるといった意見が出た。
厚労省は、診療報酬改定の施行時期について、2024年6月1日施行(薬価改定は4月1日施行)
で中央社会保険医療協議会が了解していることを説明。診療報酬、介護報酬、障害福祉
サービス等報酬の改定に関しては、「いずれにおいても、事業所の職員は短期間でサービ
ス内容や事務の変更に対応する必要があり、その負担軽減は共通する課題である」との
見解を示した。
https://www.cbnews.jp/news/entry/20231120203504
(CBnews 2023.11.20)

介護保険施設に24時間対応可能な協力医療機関の確保を義務付けへ

厚生労働省は2023年11月16日、社会保障審議会・介護給付費分科会を開催し、2024年度介護
報酬改定における高齢者施設等と医療機関の連携強化について議論した。介護老人福祉施設
(特別養護老人ホーム)、介護老人保健施設、介護医療院の介護保険施設では、入所者の急変
時等への対応が課題となっており、休日や夜間の相談や診療体制の確保、緊急時の入院体制を
確保している等の要件を満たす協力医療機関を定めることを義務化するという提案がされた。
委員からは、「全ての地域での実現は難しいのではないか」と懸念する意見が挙がった。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t358/202311/582052.html
(日経メディカル 2023.11.21)

福祉用具の「貸与と販売の選択制」、厚労省が提案 一部の貸与種目・種類で

厚生労働省は、社会保障審議会の介護給付費分科会(11月16日開催)で、介護保険制度の
福祉用具に「貸与と販売の選択制」を導入する対応案を示した。一部の貸与種目・種類が
対象で、具体的には、固定用ロープや歩行器、単点杖などを視野に入れている。

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